NTTデータは人材に恵まれている

若い時にプログラムを書こう、必ず人生の豊かさに繋がる/山下徹 NTTデータ社長

はてブを見ると批判的な書き込みが多いが、私は感動した。こんなまともなことを言う人がNTTデータにはいるのか、しかも社長をやっているのか、と。内容を読む限り、決して絵空事ではない。業界の問題点を認識したうえで実現可能なアイデアを出しているように思える。

もし、この改革が成功したとき、大規模なシステム開発では、NTTデータが独走状態になるかもしれない。競合他社に所属する当方としては、非常に危機感を覚えるが、ぜひ成功していただきたいものだ。

[追記] 大昔考察したことを思い出したので追記。

この改革が成功した暁には、プロジェクト失敗確率が上がる恐れがあることに注意する必要がある。なぜなら、この改革はプロジェクトのうち開発工程のみにフォーカスしたものであるからだ。工程全体のうち、開発工程が効率化されるならば、結果として要件定義の比重が高まり、要件定義の失敗が即、損失に繋がる。旧来であれば、開発工程の混乱を招きつつも吸収できていた部分すら、吸収できなくなるといことは肝に銘じておく必要があろう。