めがね21の挑戦に異議あり
めがね21の経営に度肝を抜かれると同時に、すごく共感を覚えた。
管理職は不要 - essence-s
ポイントは、
・透明でオープンな経営にすると、管理職は不要になる。
・やましいところがなければ、すべてをオープンにできるはず。
・権威をもらうことを餌に働かせるのが、ほとんどの企業のやりかた。
・本当は権威は幻想、実体ない。
・給料も査定も全部オープン。もちろん社長の給料も。
・ギブアップ宣言、この人とやっていけないという宣言だしたら現場変われる。
・社内恋愛歓迎、結婚して独立を推奨されている。
・稟議はネットで、異論が3日なければそのままOKとなる。
・社員との信頼関係がもっとも大切、そのためのオープンなやりかた。
・誤解される可能性あるから情報を制限なんてことは一切ない。それはどこかやましいから。
まぁ、うまく行っているならそれにこしたことはないが、Hard Factsにあるように、単に半分だけ正しい方法論かもしれない。
権威は幻想で実体はない、というのはその通りだとしても、「給料も査定も全部オープン」にすることによって発生する人々の行動の変化は幻想ではなく、実体があるだろう。Hard Factsによれば、人々は皆、自分は平均より上だと認識しているとのことなので、給与が公開されることで、大半の人はその結果に幻滅することになる。
また、我々の居るようなシステム開発においては、顧客企業の情報を取り扱う以上、オープンにできないことは多々あるわけで、単純に適応することは不可能だ。
めがね21がうまくいっているのは、単にめがね21のやり方に適応できる人だけが社員として残っているから、というだけの話かもしれないし、また、規模が大小に関わらず適用できるかは定かではない。