グレゴリー・クラーク著「10万年の世界経済史」を読む
産業革命以前、以後、そして、なぜ産業革命が起こったのかを計量経済史の視点から分析した本である。ジャレン・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」に連なる書物と言ってよい。
最近どうもtwitterのせいで長文を書くのが面倒になっており、書くつもりではなかったのだが、控え目に言っても著者の主張を読み取りやすいとは言い難い(書いてはあるのだが、余計な話が大杉)本であり、忘れないようにメモを残しておきたいことと、山形浩生氏がAmazonにネガティブな評価を書いていた(いやまぁ、大半はその通りだとは思うが)のだが個人的にはそこまで悪い本だとは思わなかったことの二点があり、書評というより覚書に近いがエントリを起こすことにしてみた。
本書は、前述のとおり、産業革命をはさみ、産業革命以前、産業革命、産業革命以後の分析の三つの切り口で作成されている(実際の章立てはこれより細かいが、読んだ感じとしては三章構成として読んだ方が読みやすい)。
それぞれの章で裏付けとなるデータが大量に提示されるが、要点をまとめると以下のようになる。
まぁ、こうやってまとめるとそれほどおかしなことも言ってないと思うのだよね。驚きが少ない、というのはその通りかもしれないけど(私は詳しく知らなかったので新鮮でしたが)。
- 作者: グレゴリー・クラーク,久保恵美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: 単行本
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