なぜソフトウェア会計は難しいのか

おそらく結論はソフトウェアというものの自由度が高すぎるという、その一点につきる。制約があれば、そこが制限になって物事を決めることができるが、自由度が高いが故にどのような結論が正しいのかわからなくなってしまう。

最近、ソフトウェア会計に携わることが多いのだが、非常に複雑なうえに実情にあっていないため非常に苦労している。ただ、そうなっている理由はわからなくもないのが困ったものだ。会計というのは基本的にルールベースなのでその対象をどのように解釈すべきかをまずは決めなければならない。ソフトウェア会計では、その具体例としてWindowsのような切り売りのパッケージソフトをベースとして作成されていると思われる(自社利用という区分もあるが、償却年数が異なるだけで取り扱いはパッケージと同じだ)。

しかしながら、ソフトウェアは様々な形態・サービス提供の仕方が可能であり、コンテンツと渾然一体となったものもあれば、Yahooなどのように随時更新しながらリリースするため完成という概念が希薄な場合もある。これらのソフトウェアはソフトウェア会計(というよりも旧来の「もの」をベースにした会計の体系)が想定する世界からは微妙にずれてしまっている。

ソフトウェア会計は複雑怪奇だが、おそらくそれはソフトウェア会計の切り口がソフトウェアという概念を正しく捉えていないからだろう。では、どうすれば良いのか。

……それがわかれば苦労しないよね(w

クローバーフィールド見る

ものすごく面白い。ぜひ映画館で見ることをおすすめする。この手の話をやろうとした人は過去にいなかったわけではないけど、現在の最新技術を使ってやるとここまで見事な映画になるかといった感じ。911テロやロス暴動の経験を生かした映像は画面からヤバさがひしひしと伝わってくる。ハリウッド版ゴジラは本来こういう映画にすべきだったのだろうなぁ。

ただ、問題は見る人を「物理的に」選ぶ映画だということ。「ブレアウィッチ」同様にハンディカメラ的なカメラワークにより撮影されているため、画面のぶれによって酔ってしまうのだ。チケットを買うときに体調の悪い方はご遠慮くださいとあったのだが、私の場合酔いには強い方だと思っていたので軽くみていた。ところが、入るときは元気だったにも関わらず、出るときはみごとに体調不良になってました。書いている今も気持ち悪い状態が続いている。これからご覧になる方は覚悟を決めて入館あれ。

パケット税

ちょっと最近下火だが、大量の通信がインターネット網を崩壊に追い込むという話がある。思うのだが、国会議員の皆さんにはネット規制なんて考えずにパケット税なるものを法律化することを考えた方がよいように思う。

ここで提案するパケット税とは、単位時間(例えば1秒)あたりのパケット量に対する累進的な課税である。累進的な課税であるので、一般のユーザや人気のないサイトには税が課せられない一方で、SPAMメール送付業者やWinny利用者、トラフィックが多い人気サイトからは税金の徴収が可能になる。ようするにパケット税とは一種の環境税であり、正の外部性があるため、全体としてはメリットとなる。

問題は、累進課税の税率をどういった基準で決めるかだなぁ。インフレスライドみたいな感じで毎年見直しが必要になるのがイマイチな感じ。