最低賃金法問題

enbug diaryより

一番の問題はパートタイム労働者を雇えないって事です。フランスでは日本みたいに社会保障を安くあげるなんてことはできないから、パートタイムで雇っても、正規の社員と同じ税制で支払わないといけません。だから、日本のようにパートタイム(アルバイト)で労働力を賄うのが難しいわけです。

最低賃金法は、失業率を上げるというのは経済学の常識……てのは実は嘘でという話を最近聞いたばかりなのだけど結局どうなんでしょう。

最低賃金法が失業率を下げた」という論文はたしか最低賃金法を設定した地域に労働者が集まったことで経済が活性化し結果的に失業率が下がったという話だったと思う。でも、上記だとやはり失業率の増加に寄与しているように感じられる。

単に地理的制約による距離の問題なんだろうか。これからの経済学には長期・短期の区別の他に長距離・短距離の区別も必要だったりするのか。

そのあげく「長距離・短距離は概念的距離であって10キロ・20キロと言った歴史的・現実的距離ではない」とか、そういったやり取りが聞けたりするのだろうか。