経済学の派閥(メモ)
経済学には、歴史的理由から古典派、新古典派、ケインジアンなど諸派あるらしいのだが、実のところ私にはその区分がよくわかってなかったりする。レッテル貼りはよくないとは思うのだが、そもそもそもレッテルがよくわからんのでは話にならない。
とりあえず、調べた感じではこんなところ。
古典派 | 新古典派 | RBC | ケインジアン | ニューケインジアン |
---|---|---|---|---|
労働価値説 | 効用価値説 | |||
完全競争 | 不完全競争 | |||
ミクロ・マクロ分離 | マクロのミクロ的基礎付けあり | ミクロ・マクロ分離 | マクロのミクロ基礎付けあり |
マルクス経済学は近経から見ると古典派に含まれる。オーストリア学派は新古典派内の一内部派閥という認識。RBCの扱いは本当にこれでいいのかよくわからん。勘違いしているのかも。
ポストケインジアンとネオケインジアンもまったくわからない。私には両方ケインジアンの内部派閥のように見える。マネタリズムも新古典派らしいのだが、これまたよくわからない。
「マクロ経済学はどこまで進んだか―トップエコノミスト12人へのインタビュー」を読む限り、現在の経済学内の争点は、ボトムアップアプローチのRBCとトップダウンアプローチのニューケインジアンから導き出される結論が違うところにあることなのではないかと感じている。日本における金融改革かマクロ政策かという議論も実はここに根っこがあったりするのだろうか。