山田真哉「女子大生会計士の事件簿 DX.2 騒がしい探偵や怪盗たち (角川文庫)」を読む

前作が面白かったので、続編を買ってみる。

ちょっと一冊目より軽めのネタ……というか、割と有名なネタが多いのが気になるが、まぁこれだけ話を書くとネタ切れするわなぁ。個人的には、もちっと各章の内容を増やして、話数を少なくしたほうが良かった気もするが。

売価還元法の問題点など簿記を勉強するだけだと全く気づかないので、勉強になる。こういう知識があると簿記の勉強も無味乾燥ではなくなるので非常にありがたい。

ただ、著者お勧めの「<十二月の祝祭>事件」はまったく納得がいかんぞー。何が納得いかないかというと幽霊がしゃべりすぎ。幽霊だとばれた後は姿だけみせてしんみりというのがお約束でしょうに……ってそんなところ突っ込んでもしょうがないわけだが。