門倉貴史著「統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? (光文社新書)」を読む
うむ。これは良い本だ。キシリア様に伝えねば。
リフレ政策にはまったく踏み込んでいないのだが、「輸入デフレをデフレの主犯格と見るのは無理。不況によって発生した需要不足がデフレを発生させた」とか「日本のCPIには0.73%〜1.34%の上方バイアスがある」とか、どこかで聞いた話が満載の隠れリフレ本的な雰囲気もある。まぁ、とかいいつつ聞いてみるとそうじゃなかったりすることもしばしばあるので予断は許さないが(w 少なくとも、この本で書かれている内容は非常にまっとうなものだと思う。
知ってる話も多かったけど、ひとつひとつ根拠を示しながらの説明で非常にわかりやすい。おすすめ。
- 作者: 門倉貴史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/10/17
- メディア: 新書
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