ソフトウェア会計の謎

ソフトウェア会計について調べているんだが、複雑すぎてお話にならない。調べに調べた結果、どうも結論出ず(会計士 or 税務署判断)ということになりそうなのだが。

どういう問題かというとこういう問題*1

  • その会社は製造および自社製品の販売を生業としている
  • その会社は細々とではあるが第三者向けに有料のASPサービスをやっている
  • でも、ASPサービス用のソフトウェアはCD-ROMに焼いて売る場合もある

このとき、どういうふうに仕訳ればいいのか。

当初は、製造業だしお客様に対して商売してるんだから、販売目的のソフトウェアとして完成するまで仕掛品、完成したらソフトウェア資産、毎期減価償却費を製造原価に振り替えて最終的に売上原価に落ちると考えていたわけだ。

だが、これにはいろいろ間違いがあって、こんな感じ。

  1. CD-ROM販売の場合販売目的ソフトウェアとなるが、ASPサービスは自社利用目的のソフトウェア資産
  2. 販売目的の場合、製品マスターの製造費用は概ね研究開発費として当期の費用(会計) or ソフトウェア資産(税務)
  3. 自社利用目的の場合は、税務・会計ともソフトウェア資産
  4. 仕掛品ではなくてソフトウェア仮勘定
  5. 販売目的の場合、ソフトウェア仮勘定から資産計上後、減価償却費は直接売上原価におちる
  6. 自社利用目的の場合、ソフトウェア仮勘定から資産計上後、減価償却費が売上原価になるか販管費になるかは明示的ではない

いや、この理解も間違ってるのかもしれんが、何が正しくて何が正しくないのかがよくわからん。何というか従来の製品形態に基準を合わせたために、無意味に複雑になってる気がするんだが……

*1:差しさわりがあるので、微妙にぼかして書く