2009-01-17から1日間の記事一覧

歴史が解釈であるならば

東郷和彦著「歴史と外交─靖国・アジア・東京裁判 (講談社現代新書)」という本を読む。通常であればこの手の本は(苦手なので)スルーするのだが、佐藤優氏の「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」の中で高い評価をされていた人の書物だったので、珍し…

フルシチョフ面白い

こんな話もある。ソビエト連邦の元首だったニキータ・フルシチョフ。冷戦時代を象徴する恐ろしい人物である。国連の会議で靴を脱ぎ、その靴でテーブルを叩くという行動をとるような人物だ。その彼は自由化を推進するため、故スターリンの独裁者ぶりを痛烈に…

バーナンキの評価

小生の狭い知見の範囲ではあるが、米国のブログ界ではバーナンキに批判的な空気が徐々に広まり、むしろ日本のブロガーの方がバーナンキを支持しているように見える、という現在の状況は、奇妙といえば奇妙である。 FRBは産業政策をしているのか? - himag…

ミクロバカの壁

中谷巌氏のインタビューやら榊原英資氏の「間違いだらけの経済政策」を軽く読んで感じることは、単に経済学に無知であることが問題なのではなく、徹底的にミクロバカであることに問題があるのではないか、という気がしてきた。小島寛之氏にしてもそうだが、…