会計

日商簿記検定

以前「決定版 ほんとうにわかる管理会計&戦略会計」を読んだとき、固変分解に最小自乗法を使うというという記述に感動したのだが、実のところこの話、日商簿記検定の試験範囲内、ようするに一般的なお話だったらしい。実際問題、日商簿記検定は試験範囲がう…

有償支給と無償支給(メモ)

字面だけ見ても何のことだかまったく想像がつかない用語であるが、外注加工の方法こと。具体的に書くと、百式のプラモデルを金メッキ加工業者に出す際に、対象のプラモデルをそのまま渡し加工費を別途支払う場合を無償支給といい、一度相手に買わせて加工後…

ブードゥー・リース会計(2)

ftmoonさんの減価償却に関する記載を見ていて思いついたのだが、オペレーティング・リースにすることで税金を少なくすることができるではないか。リースだろうが通常の減価償却だろうが、トータルとしての費用は変わらないわけだから税金も同程度になると考…

山田真哉「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)」を読む

タイトルだけ見て業界ルポものだと思いこみ買っていなかったのだが、実は会計の本だと知り購入してみた*1。表題のさおだけ屋の件はたしかに不思議に思っていたが、読んで仕組みがわかるとなるほど納得。ネタばれするのも何なので答えを知りたい人は買うか立…

ソフトウェアの会計処理(メモ)

えー、プログラマの皆様。ソフトウェアの会計処理ってどうやってるか知ってます?*1まず、ソフトウェアの会計処理は個別受注開発か市場販売・自社利用目的によって大きく二つにわかれる。個別受注開発は自社が他社のために開発するので請負工事と同じに扱わ…

制度会計の原価計算だけではダメなわけ

原価計算の勉強やってて気がついのだが、原価計算に基づいて原価の計算したら赤字になるじゃん……ということに今頃気がついた(←遅すぎ)原価計算上の利益は売上総利益の計算になるわけで販管費が含まれない、ようするに営業とか管理部門のコストは計算に入っ…

ブードゥー・リース会計

簿記の勉強をすると、たとえ固定資産をリース払いにしたとしても、費用扱いにはならず通常の固定資産同様に扱わなければならないというようにしか読めないのだが、実務ではそうではないようだ。永野則雄「経営がわかる会計入門 (ちくま新書)」によると、日本…

会計学と経済学の違い

ブードゥー経済学は経済学ではないが、ブードゥー会計学には会計に関する高度な知識が要求される。

棚卸資産(メモ)

計算法 原価法 先入先出法 移動平均法 総平均法 後入先出法 個別法 売価還元原価法 低価法 低価法 売価還元低価法 棚卸減耗・評価損の貸借対照表表示位置 [原則]原価性あり: 売上原価の内訳科目 or 販管費 [原則]原価性なし: 営業外費用 or 特別損失 著しい…

価格と価額(メモ)

価格 単価のこと 価額 単価に数量をかけたもの ちなみに、取得価額と取得原価は同じ意味であり、前者は商法学者によって、後者は会計学者によって使われる。

公認会計士から見た「ゼロ金利政策」

昨日の日記で参考文献として引かせてもらった「決定版 ほんとうにわかる経営分析」という本は、目から鱗の話が多くて非常に面白く、かつ実用的な「決定版」の名に恥じない名著なのだが、その中でゼロ金利政策に触れた項がある。多少長いが以下、引用させてい…

貸倒引当金覚書き

通常、貸し倒れた債権は、貸倒損失として計上するが、例えば前期に発生した債権が当期に貸し倒れた場合、本来費用を計上すべき期と実際に費用が計上される期でずれが生じてしまう。そのため、発生の翌期以降に貸し倒れが発生した債権は、債権の発生した期の…

RO?

ROA: Return On Asset(総資本利益率) ROC: Return On Captal(資本利益率) ROE: Return On Equity(株主資本利益率) ROI: Return On Investment(投資利益率) ROJ: Return Of the Jedi(ジェダイの帰還) ちなみにRODは読子リードマン萌えアニメで、ROW…

ROA(Return On Asset)

経常利益を総資本(総資産+α:αには知的財産権などが含まれる)で割ったもの。その会社が持てる財産(ヒト・モノ・カネ)を使って、どれだけの利益を確保したかという指標。収益力の判断に利用される。だが、ROAで判断する場合には、以下に注意が必要である…

ファイナンス・リースとオペレーティング・リース

どっちがどっちだかすぐに忘れるのでメモ ファイナンス・リース 実質的に有形固定資産の購入と見なせるリース契約による取引 オペレーティング・リース 通常のリース契約による取引(=ファイナンス・リース以外のリースはすべてこれ) 最近のトレンドとして…

減価償却覚書き

減価償却とは 固定資産のように複数年度に渡って効用をもたらす資産の購入に要した費用を按分することで、効用を受ける期間とその対価を適切に対応できるようにする会計手法。[例外1] 価値の減耗がない資産、例えば土地は減価償却の対象とならない。 [例外2]…