2004-01-01から1年間の記事一覧

思うニダ。日本の経済学の最大の問題は、「経済学の怖いお兄さん」がいないことなんじゃなかろうか。例えば、中村正三郎氏のような著名人が物理学についてトンデモな発言をしたとしよう。そうすれば、いわゆる「物理学の怖いお兄さん」からびしばしと突っ込…

ゴキブリ増殖計画はやくも頓挫。もうダメぽ。 ここまでリフレ派の言説が流行らないというのは致命的ですな。まぁ、いいや。私は諦めた。ほっといても10年後くらい経てばなし崩し的にリフレ政策が起こるかもしれないし、日本が100年デフレに陥いるのもそれは…

古川日出男「アラビアの夜の種族」を読む。ウィザードリィ小説という噂を聞いていたけれど、本当にウィズ小説だったりするのが何だかなぁ。たしかに力作だし、よく書けてるとは思うけれど、面白いかときかれるとかなり微妙だと答えたくなる。外枠ではいろい…

グインサーガ94巻「永遠への飛翔」を読む。グインサーガ的に結構意外な展開だけど、ストーリー的にはわりとどうでもいい。てゆうか、この話で一巻書けてしまう栗本には相変わらず脱帽。 これはグインサーガに限った話ではないけど、異世界の住人に台詞を与え…

マルクス連鎖。ばよえ〜ん 数日前、逃げ出した万引き犯に激突され頭をコンクリートに打った挙句、一過性健忘になり救急車に運ばれた人を知っていたら、たぶんそれは私です。てゆうか、まぁ医療費その他は警察が出してくれることになったのはいいが、そのため…

つい最近、高校時代に書いた漫画が1150万円という価格がついたことで話題になったばっかりの横山光輝が火事で重症らしい。横山光輝という人は控えめな人らしく「恥ずかしいから死ぬまで全集は出さない」といっていたらしいのだが、そのことを知っていた私は…

せっかくなんで、昨日はひさびさにWBSを見ていたのだが、植草のうの字も出てこない。てゆうか、それでいいのか。竹中平蔵大臣就任の時は特集までやったのに。どうせならWBSらしく「パンチラの経済効果は?」みたいな特集組めばよかったのになぁ。残念だ。

事実は小説より奇なりというが、誰がこうなると予想しただろうか…… イラクの誘拐事件? いやいや、「早稲田大学 教授植草一秀 逮捕」に決まってるでしょうが。天下無敵の財政マンセーエコノミストこと植草一秀が手鏡を使って女子高生スカートを覗き見ようと…

ひさびさにちょっとだけ落書きしてみる。当然のことながら、長く時間を置いたからといって上手くなっている理由はなく、下手になってるかいうとそうでもなく、ようするに変化なし。題材は、最近流行りものというだけでアルケミストを書いてみたが、魔法使い…

「攻殻機動隊SAC 2nd GIG」第一巻を観る。やたらと作画の密度が上がってて、本当に映画レベルの映像になってるのはいいのだが、脚本の青臭さが前作を遥かに上回っていてかなりゲンナリ。 押井映画でも攻殻SACでも、主役陣が正義の味方という点では同じなんだ…

ビデオに撮っておいた「ウルトラQ DARK FANTASY」を見る。あんまり期待してなかったのだが、とりあえず第一話は好評価。「とある人気商品/キャラクターが実は……」っていうこの手の話はよくあるが、だいたいそのキャラクターがダメダメでとてもヒットしてい…

そういえば、昨日のマジックの特番がすごかった。てゆうか、あんな目の前で演じてて、カメラを四方向から撮影して、なおかつスロー再生までしてもネタがわかんないってどういうことよ。進みすぎた科学はうんたらって言う言葉もあるけど、進みすぎたマジック…

ネットの海は私の海。私の果てしない憧れよ。 by 素子 《町山智浩アメリカ日記》にてイノセンスのお話。いままで、いろいろイノセンスの意図がどうたらという話がでていたけど、多分町山氏の解釈が正しいんだろうな。と書くと、まるで私が「悪しき押井マニア…

五島勉の大ヒット本を元ネタにした映画「ノストラダムスの大予言」を観る。ビデオ未発売という幻の映画ということでどういう映画なのか思っていたら、ものすごーく良くできた環境左翼のプロパガンダ映画だったりするんだな、これが。 元ネタの本の引用もある…

《町山智浩アメリカ日記》にて「天安門事件にて虐殺などなかった」というお話。えー、そうだったのーって感じ。インターネットという存在によって明るみにでる事実……はいいけど、世の中そんないい加減でいいのかねと本当に嫌になってくる。 もし異次元ヤプー…

「黄昏の国の戦士」シリーズ最終巻ことグイン外伝16巻まで読み終わる。どうでもいいけど、14巻でルルイエの主が出てきたのにはさすがに唖然。てゆうか、そういうのアリな世界なんですか。そのうちバットマンとかX-MENとか出てきそうでかなりイヤーン*1。 *1:…

あっと言う間にグイン93巻まで行き着いてしまった。だんだんと世界の謎があきらかになるのだが、その世界の謎はわりと陳腐そうでなにより。まぁ、ヒロイック・ファンタジーだからねぇ。そんなにSF設定もとめちゃいけません。 本編が最新刊に追いついてしまっ…

《いかりや長介死去》なんと言っていいのやら。こうして一歩一歩ぼくらの時代は去っていくのだね。 やっとこさグイン90巻に到達。 なんとナリス様本当に御崩御されちゃいましたよ〜。なにが斬新かって、私ナリスの死ぬシーンで感動しちまったですよ。だって…

とうとうグイン86巻まで到達。書く方も書く方だけど、読む方も読む方である。例によってキャラクターの発言とか行動がころころ変わるのは気になるが、やはりグインが帰ってくると話がきちんとすすんでくれる。さすがは主人公だけのことはある。イシュトバー…

山形浩生勝手に広報部にて、山形浩生によるイノセンス評が載ってた。 みたー。とってもうっとうしい映画で、あのくだらんかっこつけた引用を1/10に減らすところからはじめなさーい、という感じ。あと、cg駆使した背景と、アニメのキャラの粒度の落差が大きく…

グインサーガを再開して読み始めた。61巻まではなんとか我慢して読んでいたのだけど、結婚式で3巻とか、アリとイシュトの愛憎劇とか、ナリスとヴァレリウスの漫才とかいろいろと呆れる話が長く続きすぎたので読むのを断念していたのだ。最近、楽しみもめっき…

簿記2級に合格したらしい。たかが2級、されど2級。今まで工学系一本槍でやってきた人間には結構つらい試験だったりする。でも、やはり世間的には1級をとらにゃいけないんだろうなぁ……などという論法を繰り返すとそのうち公認会計士とか取る羽目になってしま…

二度目のイノセンスを観にいく。一度見ると混乱の極みであっても、二度見るとまともな映画に見えてくるのが押井映画の不思議なところ。とはいえ、この映画、やっぱり問題あるよなぁ。基本的にCG部分はダメダメだし、脚本も内容が薄い。やはり伊藤和典を噛ま…

押井守監督作品「イノセンス」を観にいく。ネタばれがあるといけないので内容については当分書かないことにするが、極めて怪しげな映画であった。……てゆうか、20億円かけてこんな怪しげな映画を作ってしまってよかったのかどうか。 「2ちゃんねるの怖い話」…

《Yahoo! BB顧客情報流出事件》がかなりおおごとになってる。わりと他人事だったりするのだが、私の個人情報も洩れていたりするのでいろいろと何だ。 ここ最近本社の警備がやたらと厳重になったのだが、こういうことだったのね。

サイゾーに東谷暁と松原隆一郎の対談が載っていたので読んでみる。で、一言いいたい。松原隆一郎、逝ってヨシ!東谷はどうして松原みたいな「最も信頼の置けないエコノミスト」に寄り添ってしまうのか。 松原の言は単なる反経済学であって、何ら世間に良い影…

昨日やっと「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」を観にいく。世間的には非常に盛り上がっているし、たしかに映像はすばらしいことこの上ないのだが、本当に良い映画なのかといわれるとちょっと……。相変わらず演出に難がある。緩急がないせいで、だらだらと…

これまた、あけてくれ経由で町山智浩の村上隆評(?)を見つける。思ってたのは俺だけじゃなかったのかとかなり安心する。「あの3DOとか作らせた汚ねえヒゲ面のチビとかな」にも激しく同意。 町山よ、すばらしい文章をありがとう。この評は最高だ。

京極夏彦「嗤う伊右衛門」を読み返す。再度、読んで驚いたのだが、映画版ってほぼ原作どおりに作ってあるってこと。それにも関わらず、なぜ終わった後の感想がああも違ってしまうのか。敗因のひとつは、「嗤う伊右衛門」という作品が京極が書いた中では珍し…

大学時代の知人に誘われてカラオケにしけこんだのだが、そのとき某氏が「ギャルゲーにはまった人ってろくな人生歩んでないよね」とぽろり。うーむ、たしかにそんな気もする。とはいえ、そもそもオタクになった時点で十分世間からは足を踏みはずしているよう…