読書
狼と香辛料の3巻が出てるらしいのだが、どの本屋にいっても見当たらない。あの本がバカ売れしているという話は聞いてないから、少量出荷のわりに固定ファンがいるというのが理由に違いあるまい。アマゾンで注文するにしても、直近買う予定の本がないので送…
今、ちょっとだけ会計に絡んだ仕事をしていることもありつつ、以前のびたさんより頂いたご批判への回答ができるかもと思いながら読んでみた。先に批判に関する部分だけ書いてみる。本書で「会計制度は必要か否か」という論点が取り上げられている部分は少な…
うむ。これは良い本だ。キシリア様に伝えねば。リフレ政策にはまったく踏み込んでいないのだが、「輸入デフレをデフレの主犯格と見るのは無理。不況によって発生した需要不足がデフレを発生させた」とか「日本のCPIには0.73%〜1.34%の上方バイアスがある」と…
最近、時間が無くて読み進むのが遅すぎ、という愚痴はともかくやっと読み終わったので感想をば。二匹目のドジョウですか! というタイトルだが、原題は「The Undercover Economist(覆面経済学者)」ということでパクリではないようだ。てゆうかタイトルだけ見…
以前読んだ「犯人に告ぐ」が面白かったので列車の暇つぶしにと買ってみたのだが、予想を裏切る大傑作であった。あまり話題に上った作品には見受けられなかったのだが、個人的には桐野夏生「OUT」よりも遥か上、宮部みゆき「火車」に並ぶぐらいの作品なのでは…
今日のおすすめミラーマンの時間 (角川文庫 緑 305-13)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 1977/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る
さくっと読んでしまったので書く。今回のテーマは「小さな政府」である。だが、当然のように大きな政府が良いという話ではなく、過去のイギリスやスウェーデンでの実例を踏まえながら、大きい政府の良し悪し、小さな政府の良し悪しをそれぞれ検討しつつ小泉…
地球人と宇宙人のトソク人のファーストコンタクトが順調に進むと見えた矢先、殺人事件が発生。トソク人が容疑者として捕まり裁判にかけられてしまうというおはなし。こういうバカ話をまじめに法廷ドラマに仕上げてしまうあたり、さすがというかなんというか…
経済学の歴史 (講談社学術文庫)は面白かったなと。これだから経済学者は信用できない(w言いたいことはわからんでもないが、やはり思想にどっぷりはいただけない。経済学において多様な意見があるのは、途中経過としては認められても結論として認められるんじ…
新「日本沈没」の評判が非常によろしくないのだが、「さよならジュピター」を先に見れば気にならなくなるのではなかろうか……と、まだ見に行っていないので楽観的に書いておく。閑話休題。日本沈没の出来はともかく、この映画が撮られたことで、小松左京とい…
奇跡のように面白い。スニーカー大賞受賞作というのも頷ける。 てゆうか、あれだ。拡散と浸透もここまでくればたいしたものだ。何を書いてもネタばれになりそうなので、内容については書かないでおこう*1。涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)作者: 谷川…
老人病棟を舞台としたミステリーとして散々盛り上げておきながら、最後の最後でSFになる(そして、ずっこける)あたり極めて山田正紀らしい作品。もしかして、山田正紀ってSF書かない方が面白いんじゃなかろうか。恍惚病棟 (ハルキ文庫)作者: 山田正紀出版社…
要約すると マルクスの言ったことは大部分クズ けど平等って重要だからマルクス経済学マンセー ということだと思ったのだが、違うのか?しかも、結局マルクス経済学だったら近経よりもより良い平等概念を作り出せるという根拠も何も示せていない。それに、な…
某氏に「経済学小説らしいのでとりあえず読め」とのお達しが来たので、読んでみる。内容的には、行商人の主人公と狼神ホロという猫耳美少女のラブコメ・ファンタジー。この話のどこに経済学の絡む要素があるのかと思いながら読み進めたのだが、「行商人」部…
彼のことを、私と息子は博士と呼んだ。そして博士は息子を、ハイルと呼んだ。息子の鼻の下のちょびヒゲがヒトラーそっくりだったからだ。「そ、総統! 私は歩けます!」ヒゲがくしゃくしゃになるのも構わず鼻下を撫で回しながら、博士は言った。友だちにから…
某所で薦められていたので読んでみたのが、これはすごい本だ。元々、私は哲学というものが嫌いだし*1、そもそも役に立たない学問なんぞ捨ててしまえとある程度まで本気で思っていたりする。で、私がこの本を読む前にもっていた哲学に対する印象としては、ま…
まず、書いておかねばならないのだが、これは大変問題のある本である。本書によれば、身長が高く体育会系運動部の出身者で容姿が優れており結婚している人々は有意に所得が高いそうである。これって、私のお給金は低くて当然ということですか(泣)閑話休題…
超能力を持った男が世界の魔王となるべく、政財界の頂点に駆け上がっていくという話なのだが、この本を読むと、小泉純一郎は超能力者に違いないとか思えてしまうから不思議だ。おそらく、亀井派や参議院自民党の強硬姿勢は小泉の陰謀(w数ヶ月前に「産霊山秘…
一身上の都合により、公開をとりやめます。 >
前作が面白かったので、続編を買ってみる。ちょっと一冊目より軽めのネタ……というか、割と有名なネタが多いのが気になるが、まぁこれだけ話を書くとネタ切れするわなぁ。個人的には、もちっと各章の内容を増やして、話数を少なくしたほうが良かった気もする…
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)」の著者が書いた会計監査小説。いかにもダメそうな本なので期待せずに読んだのだが、これが意外に面白い。著者自身が「ビジネス書」であると明記しているように、小説としては荒…
主役級キャラクターが次々とヘタレになっていく本シリーズですが、とうとうスカールまでダメ人間に。もはやまともな奴はリンダのみ。それにしても記憶喪失編まだまだ続くんですかね? いい加減あき気味。さっさとスルーして次へ逝く!北の豹、南の鷹 (グイン…
ぼんくらが面白かったので、その足で続編となる日暮らしを購入。うーむ、こっちは普通だなぁ。基本的にぼんくらの後日談という体裁で、ぼんくらワールドの余韻に浸るには十分ではあるが。まぁ面白くないわけではないので、ファングッツと考えれば上等とは言…
一時期、宮部みゆきの本を読みまくっていた時期があった。基本的にはずれの作品がなく、はずれであってもそのレベルは非常に高い。しかしながら、何作品を読んでも私が一番初めに読んだ「火車 (新潮文庫)」を超える作品に出会うことがなかったため、いつの間…
客観的に考えてこの本を今読むという選択肢はありえないはずなんだが、なぜか読み返してしまった。いわゆる逃避行動である。よくよく考えたら読んでから8年近く経っているのか。むだに歳をとったものだ。内容をすっかり忘れていていたおかげで新刊のつもりで…
タイトルだけ見て業界ルポものだと思いこみ買っていなかったのだが、実は会計の本だと知り購入してみた*1。表題のさおだけ屋の件はたしかに不思議に思っていたが、読んで仕組みがわかるとなるほど納得。ネタばれするのも何なので答えを知りたい人は買うか立…
田中秀臣先生のブログに紹介されていたので、とりあえず程度の気持ちで買ったのだが、これが実に面白い。実は、先週中に一度読みをえてしまっていたのだが、これはもう一度読まねばならないと再度熟読してしまった。かねてより幸福を得ることは人間の目標そ…
ヤングチャンピオンに掲載されていた青池保子版ブラックジャックを読み逃して非常に悲しい思いをしたのだが、今回今までの掲載分がまとまった増刊号が出たということで思わず買ってしまった。いやー、青池版ブラックジャックはあまりにもいつも通りのエロイ…
とうとう記念すべき100巻目ですよ。内容はこんなです。 グイン、イシュトに告られる グイン、イシュトに緊縛される グイン、イシュトに鞭で拷問される グイン、イシュトに監禁されそうになる この巻で特に印象に残る台詞を上げるとするならば、このイシュト…
似合わね〜。なんでこんな本を読んでるんだと言われても仕方がないのだが、仕事上で人間関係の小さなトラブルが続いたことがこの本を手に取ったきっかけである。ちなみに、私は仕事上でもこの日記同様大人げないのでトラブルが起こるのは当然である。そんな…